ビルバック社(フランス)と動物用ワクチン開発に向けた研究開発事業提携を結びました。

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2021.9.30

ビルバック社と動物用ワクチン開発に向けた研究開発事業提携を結びました。

 

ビルバック最高経営責任者のセバスチャン・ヒューロン(Sébastien Huron)氏は、「我々ビルバックは、ワクチン及びアジュバントの最先端技術を有するジェクタス社とこのようなエキサイティングなコラボレーションを開始できることを嬉しく思います。この両社間の事業提携は、新製品を生み出し、拡大するアニマルヘルス市場のニーズを満たすための重要な戦略の一環です。」と述べています。

 

株式会社ジェクタス・イノベーターズ代表取締役の新川 武(アラカワ タケシ)氏は、「アニマルヘルス業界のグローバルリーディングカンパニーであり、ワクチン開発事業において多くの実績を有するビルバック社と世界市場進出へ向け、事業提携したことを大変嬉しく思います。我々ジェクタスの技術が認められ、ビルバック社と共に新しいワクチンの開発を進めていくことを誇りに思います。」と述べています。

 

【ジェクタス・イノベーターズ社について】

分子設計によるワクチン開発に注力

ジェクタス社は、先駆的なワクチン開発技術の社会実装を達成する目標を掲げ、2011年に国立大学法人琉球大学(沖縄県)の大学発スタートアップとして起業しました。独自のタンパク質分子設計技術を駆使することでワクチン抗原を開発し、感染症対策に資する社会ニーズに応えることがジェクタス社の使命です。私たちの技術は、①アミノ酸置換、②タンパク質ドメイン構造置換、③異種タンパク質・ドメイン構造等の足場タンパク質分子への搭載(接木)、そして、④これらを組み合わせた独自の手法によって、ワクチン抗原の免疫原性と感染防御能を最大限高めるタンパク質工学に立脚しています。この独自の技術戦略によって、動物と人が共に健康的に暮らすための一助となる感染症ワクチンの開発を目指します。

 

以上の記事はビルバックフランス本社HPニュースメディア原文(英語・仏語)からの和訳です。

https://corporate.virbac.com/home/news-media/financial-public-releases/pagecontent/tous-les-communiques-financiers/virbac-and-jectas-innovators-sig.html

 

Virbac社について

創設時より動物の健康と医療に着目

1960年代当時、人間用医薬品メーカーが生産した医薬品では、すべての動物の病気に対処することは不可能でした。各医薬品メーカーが動物の健康への投資を検討する中、ニースで獣医師をしていたピエール=リチャード・ディック氏は、自身の知識や経験を活かして新薬の発明や開発に乗り出しました。1968年、動物たちの健康を守るため、獣医師、農家、ペットの飼主様へ革新的かつ様々な動物用製品を提供することを目的として、ビルバックは誕生しました。

現在ビルバックは100か国以上で事業を展開し、動物の健康と医療に献身的に取り組みながら動物薬専門医薬品メーカーとしての地位を確立しています。動物の健康や医療に携わる人々のニーズを最新技術と結び付けながら、ビルバックの革新的な取り組みは、様々な動物たちとその病気の多くに対応できるような使いやすい、そして総合的な領域に及ぶ様々な製品やサービスを提供しています。こうした取り組みに加え、最も高い国際品質基準採用によるおかげもあり、50年以上に渡り、各国の獣医師、農家、ペットの飼主様との関係をゆっくりと着実に築いてきました。しかしたこうした恵まれた関係が築けている現状に甘んじることなく、ビルバックは日々動物の健康と医療の未来を考え、取り組んでいます。(https://jp.virbac.com/about-virbac